地域包括ケア病棟リハビリ
地域包括ケア病棟での1日のリハビリ
地域包括ケア病棟とは
当院の地域包括ケア病棟は、急性期治療を終えた患者様が、自宅復帰や施設入所に向けて治療やリハビリ、療養をするための病棟です。リハビリテーションを当院の強みとしており、患者様が可能な限り自立した生活を再開できるよう、専門的なサポートを提供しています。
しかし、リハビリテーションの必要性は患者様一人ひとりの病状や状態により異なります。主治医やリハビリスタッフが専門的な評価を行い、リハビリが適切と判断された場合に実施いたします。リハビリを行わない場合でも、患者様の療養を全力でサポートいたします。
地域包括ケア病棟での1日を紹介!
タイムスケジュール
8:00~ 朝食
9:00~ 検温
9:30~ 医師回診
10:00~ リハビリ(作業療法)
午前中に入浴
12:00~ 昼食
13:00~ リハビリ(理学療法)
15:00~ リハビリ(言語療法)
16:00~ 院内カンファレンス
18:00~ 夕食
21:00~ 消灯
食事について
当院では、患者様が安心してお食事を楽しめるよう、看護師・言語聴覚士・管理栄養士が連携してサポートしています。
看護師は、日々の食事介助や見守りを通じて異変の早期発見に努め、安全な食事環境を支えています。
言語聴覚士(ST)は、「食べる力(嚥下機能)」を評価し、普通食・ゼリー食・ペースト食など最適な食事形態を決定。嚥下訓練も行い、機能回復を目指します。
管理栄養士は、病状や治療内容に応じた献立を作成し、必要に応じて栄養指導やご家族へのサポートも行っています。
朝・昼・夕それぞれの食事は、彩りや盛り付けにもこだわり、五感で楽しめるよう工夫しています。
入院中も「食べることの楽しみ」を大切に、健康的で安全な食生活を支えてまいります。
入院食(朝食)![]() |
入院食(昼食)![]() |
入院食(夕食)![]() |
患者様の状況に合わせて調理(普通食、写真左下:ゼリー食、写真右下:ペースト食)![]() |
リハビリの内容
- 日常生活動作訓練(ADL訓練):食事、着替え、入浴、トイレなど、日常生活に欠かせない基本的な動作の改善を目指します。
- 運動機能訓練:筋力、柔軟性、バランス能力を向上させ、歩行や移動の安全性を高めます。
- 専門的リハビリテーション:呼吸リハビリや嚥下リハビリ、認知機能訓練、各種マシンを用いたリハビリも行います。
リハビリの対象外となる患者様
当院の地域包括ケア病棟では、以下の患者様のリハビリは主治医と担当リハビリや関連スタッフがリハビリの必要性を評価し、患者様一人ひとりのニーズに合わせた最適なケアを提供いたします。
- 主治医が症状固定と判断し、リハビリが不要と判断された方
- 医師の指示により、安静や治療が優先される方
当院では、リハビリの有無に関わらず、患者様が安心して生活していただけるよう最適な環境を提供いたします。専門スタッフが患者様の状態を総合的に評価し、一人ひとりに合ったケアプランを立案します。生活環境への適応支援、退院後の生活環境を想定した訓練を行い、スムーズな生活再開をサポートします。