リハビリテーション科について

つかぐち病院には、30人を超える理学療法士（PT）、作業療法士（OT）、言語聴覚士（ST）が在籍しており、経歴10年以上の経験豊富なスタッフが多数在籍しております。当院では、急性期から慢性期、終末期、在宅期にわたり、脳血管疾患、整形外科疾患、呼吸器疾患、嚥下障害、廃用症候群など幅広い疾患に対応しております。「自分らしく」過ごしていただくことを目標に、入院中のリハビリテーションだけでなく、退院後の外来リハビリテーション、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションにも力を入れております。

また、関連施設である老人保健施設、介護医療院へ入所後も継続的なリハビリテーションを提供しており、地域医療に貢献しながら包括的なサポート体制を整えています。

提供している治療

・運動器リハビリテーション（I）
・脳血管疾患等リハビリテーション（I）
・呼吸器リハビリテーション（I）
・摂食機能療法
・消炎・鎮痛（物療のみ）
・外来リハビリテーション（労災対応）
・通所リハビリテーション（介護保険）
・訪問リハビリテーション（介護保険）
・介護医療院（介護保険）

リハビリについて

理学療法とは

理学療法は、けがや病気、年齢とともに弱くなった身体の機能を回復させるための治療法です。理学療法士が、患者様一人ひとりの状態に合わせた運動やエクササイズを提案し、痛みの軽減や身体機能の向上を目指します。また、患者様が自立した生活を送れるよう、日常生活での動作の改善をサポートし、日々の生活の質を高めるお手伝いをしています。リハビリテーションを通じて、患者様が少しずつ「できること」を増やし、日常生活の中で「している」動作につなげ自信をもって毎日を過ごせるように、寄り添いながら支援いたします。

作業療法とは

作業療法は、日常生活での活動（例：食事、着替え、家事など）を通じて、患者様が自立した生活を送るためのサポートを行う治療法です。作業療法士が、患者様一人ひとりのニーズに合わせたプログラムを作成し、日常生活の中で必要な動作を練習し、「できること」を増やし、「している」動作へつなげていきます。特に、手先の巧緻性や体の使い方を改善し、安心安全に生活が送れることを目指します。また、リハビリテーションを通じて患者様が「自分らしく」生活できるように、心身のバランスを取り戻す支援をしています。

言語聴覚士とは

言語聴覚療法とは、話すことや聞くことに課題を抱える患者様をサポートする治療法です。言語聴覚士が、患者様一人ひとりのニーズに応じて、言葉の発音や言葉の理解、聞く力、飲み込みの訓練、食形態の評価を行います。患者様がより円滑にコミュニケーションが取れ、食事を楽しむことができるようになります。私たちは、患者様が「自分らしく」過ごせるように、家族とのコミュニケーションや社会参加を支援し、生活の質を向上させることを目指しています。